今年の三芳中2年生英語は近辺でも頭一つ抜けた難易度となっています。
2学期中間テストの平均点は45点となっていますので、このまま「英語ギライ」にならないために
計画的に勉強するための一つの助けになればと思います。
大問1(リスニング)
ここに関しては音声が無い以上特に言及することはできませんが
「単語の発音」が正確にできていないとリスニングで得点することはできません。
自分の発音が正確なのか確かめるために必要なこととして
「音読」があげられます。
自分の認識している発音が正確なのかは発音をしてみてしまうことが一番です。
面倒だとは思いますが、音読をやるのがリスニング攻略の一番の近道です。
大問2(基礎文法の穴埋め)
難易度が高いと言われるテストでも、すべての問題が難しいわけではありません。
確実に大問2は得点源になりえる箇所です。
新出単語を意味だけでなく用法をしっかり覚えておく。
教科書本文で出てきたすでに習っている単語の独特な用法を覚えておく。
当たり前のテスト勉強ができているのかが問われています。
最後の問題が一番難しく
articles(記事)に「書いてある」は英語では「say」を使います。
これは新出単語ではありませんが、教科書本文で出てくる内容ですので
とにかく教科書本文は難なく訳せるようになっておくのが重要でしょう。
大問3(会話に合うように単語を並び替える)
この大問は英語が苦手だったり、1年生の単語が抜けていると一気に難易度が上がります。
そもそも会話文を訳すのが難しいので、そこで混乱してしまう可能性があるからです。
しかし、多くの場合単語の並び替え問題は前後の文章を正確に訳せなくとも解くことが可能です。
要は「文のテーマ」と「英語のルール」さえつかめれば何とかなる問題が多いのです。
全部で2問ありますが、テーマはそれぞれ
1問目は「グーグル翻訳ってたまにうまく訳せないよね」
2問目は「チョコを作りたいのに卵が無い」
大体これくらいの意味が取れない場合は、中1の単語が抜け落ちてしまっている可能性があるので要確認です。
テーマがわかったら実際に並べ替えに移行するのですが、
英語のルールは「基本、主語→動詞」の順番で文章が成り立っているということです。
並べ替える単語の中で何が主語になるのか、そのあとに動詞が続くをまず判別しましょう。
正解の文章も飛び切り難しいものではありません。常に聞かれていることとルールを意識しましょう。
大問4(英作文)
AI技術に関する自分の意見を問題文に沿って答える問題ですが、かなり苦戦する子が多いようです。
内容としては3つ
①スマホをどのように使っているのか
②身近にあるAIには何の種類があるのか
③②を用いて何ができるか
を聞かれていますが、日本語で答えるのも難しい内容です。
英作文の問題は「事実であること」よりも「単語・文法が正しく使えているか」を重視しています。
Unit3 3-1 3-2 Read and think2がちょうどAIの話をしていますのでそこの文章をうまく活用できると得点にぐっと近づけるでしょう。
大問5(初見の長文問題)
148語・260語・283語・59語の4つの長文問題が出題
これを長文に慣れていない中学2年生に解かせるのは酷ですが、入試への準備をさせたいという意図があるでしょう。
問題を解く以前に、これら4つの長文を時間内に処理しなければならないということが最大の難関になると思います。
問題の構成的にも全文読むのが前提になっていますので、とにかく早く情報を処理する必要があります。
長文を早く解くうえで重要なのが
「音読」と「直読直解」になります。
長文を解くときに
1文を読む→何の文法が使われているか判断する→和訳する
だと時間が足りません。
とにかく「読んだそばから訳していく」練習をしましょう。
期末テストまでの期間で、文を全体を把握してから解くのではなく
前から訳す意識・練習をするだけで見違える結果が出ます。
総評
三芳中の問題は難しいと、多くの人が口をそろえて言いますが
そこから何も行動しなければ始まりません。
実際に難易度はどの中学校よりも高いので、ここで結果を出せれば入試でも戦えるようになるでしょう。
とにかく
・新出単語の理解
・文法の形の暗記
・教科書をすべて訳せる状態
・毎日の音読
これをやって、地力をつけていくほかありません。
文法は日々増えていきますので、これらをさぼると
できない→点数が取れない→英語に苦手意識を持つ→やらない
の負の連鎖に陥ってしまいますので、今からできることをコツコツとやっていきましょう。