とある3年生のクラスの様子をお伝え致します。
そのクラスの授業では、いつもより宿題が多く出ていました。
その前の週、塾がお休みだったこともあり、
お休み中に取り組む内容として普段使用しているテキストから出題されています。
宿題を出した時にも
この2週間で取り組むべき理由
今回の宿題の単元の大切さ(三平方の定理は入試で必ず出題される)
期末も終わり、12月の北辰も終わり、ここでブレーキをかけるのでなく、受験までのラストスパートをかけるべきこと
など、様々な話をして、宿題の内容を伝えています。
そして今回はそれにプラスして
『この宿題を終わらせらない場合は、次回の授業で教室に入れないよ』
という事も伝えておりました。
そして迎えた授業当日。
授業前には自習室で宿題を必死に取り組んでいる子達が多くいました。
塾に来る前に宿題を終わらせていて、自習室では小テストの勉強をしている子もいました。
自習室には来ていないけど、きっと家で勉強していた子もいることでしょう。
あるいは自習室にも来ず、家でもやらず、という子もいたかもしれません。
そして授業直前には
「宿題終わったことを誇らしげに報告してくれた子」もいましたが、
残念ながらあと1ページを残していた子、
終わらせられなかった子もいました。
その子達から
「あと1ページだから許して!」
とか
「終わらなかった分は家でやって写真とって報告で良いですか?」
とか
言いに来る子もいました。
その事を聞いて、正直迷いましたが、
今日は心を鬼にして、そういう言い分は一切受け入れず、
【終わらせたか、終わらせてないか】
の結果だけで判断をしました。
というのもこれからの受験、結果でしか見られません。
残り期間、どれだけ勉強を頑張っても当日点数を取れなければ不合格になってしまう。
逆にどれだけ手を抜いても、当日点数が取れちゃえば合格できる。
「大問3までは一生懸命頑張ったから、大問4もおまけで点数ちょうだい!」
は通用しません。
「当日までめちゃくちゃ勉強頑張ったから点数おまけして!」
は通用しません。
試験当日に、
点数を取るか、取らないか。
しか見られない。
ここで生徒たちを甘やかせて、楽をさせて、
もし本番で点数が取れなかったら…
と考える方が、恐怖です。
なので今日は、宿題を終わらせられなかった子には教室を一度退出してもらい、別室で取り組んでもらっています。
頑張ってきた子たちは、今、冬の大勉強大会の練習に取り組んでいます。
授業の内容的には教室にいられなかったからといって、遅れが出ているわけではありませんのでご安心ください。
その遅れは、その子本人にここからの時間で取り返してもらいます。
”受験は決して、甘くない”
今日は生徒たちにそんな話を伝えたい。
残りたったの2ヶ月なんだ
もっと必死に頑張ろうぜ。