【ふじみ野】おかえりいんぐりっしゅ

#シマのブログ 2024/9/13



3Tクラスで取り扱った問題の類題です!


中学1、2年生でもできるものなので、

ぜひトライしてみてね!






問題💡

空欄にあてはまるのは?



中国の人口は多い。

The population of China is ( ) .

※populatin /人口

  1. many  2. much

3. heavy  4. large




第1関門 many vs. much



「多い」という意味の単語で有名なのは2つあって、

manyとmuchだ。


manyとmuchの違いはなんだっけ??



ここが第一関門。


manyとmuchは両方とも「多い」とか「たくさんの」という意味がある。


じゃあ、いつでもどっちを使っても良いの?

というと、そうじゃない。



ちゃんとこの2人は役割分担をしてる。







manyは、数えられる名詞(可算名詞)がたくさんある時に使う。


一方、数えられない名詞(不可算名詞)がたくさんある時はmuchを使うんだ。






卵をたくさん持っていれば、
I have many eggs.

水をたくさん持っていれば、
I have much water.




第2関門 可算?不可算?

そうとわかれば、あとは、



population「人口」が、

数えられる名詞なのか、

それとも数えられない名詞なのか、

が争点だ。




シマが1年生に「複数形」の授業をする時は、

必ず不可算名詞の見分け方を教える。




みんな覚えてる?



不可算名詞は、「絵」で描けない名詞だ!

絵で描けない名詞は数えられない。


水やサッカー、情報は絵で描けないから不可算名詞。


そうそう!

populationも絵で描けないよね!


「人口」って絵で描けないから不可算名詞、

数えられない名詞だ!!!





第3関門 全米が泣いた。

ごめんね。

残念なお知らせがあります。



この問題を解くにあたっては、
今までの議論はいっさい関係ありません。



もちろん今までの話は大事な考え方

(manyとmuch、不可算名詞の説明ができるのは、受験生としては必須)

なんだけれど、





今回の問題には、関係ない。





population「人口」が多いと言いたいときには、

largeを使うからだ。


manyもmuchも使わない。

そういうふうに決まっているんだ笑





こんなふうに、

普通はあっちを使うけど、

この単語にはこっちの方がなんか合うよね!



というのを

コロケーションという。




population「人口」は、

多ければlarge、少なければsmallを使います。



他にも、

salary「給料」は

多ければhigh、少なければlowを使います。


traffic「交通量」は

多ければheavy、少なければlightを使います。



manyもmuchも使いません笑









なんかこっちの方が合うよね!


そんな感覚です。







え!なんだよそれ!

覚えらんないよ!納得いかない!!


っていう人がたくさんいるかもしれませんが、


でも日本語も、そんなんばっかりです。




お茶は「作る」のではなく「立てる」


傘は「広げる」のではなく「さす」





帽子は「かぶる」、
めがねは「かける」、
イヤリングは「つける」、
マフラーは「巻く」、
Tシャツは「着る」、
コートは「はおる」、
ズボンは「履く」、、、、、、、、


英語だったら、全部wearで終わりだよ。





世の中、納得のいかないことばかり。

この記事を書いた人

しま ( 嶋田隆一 / Shima Shima English )

 EIMEIグループ英語科教務主任。グループ最難関講座 EIMEI-TOP「SS70講座」英語科講師。明成個別 ふじみ野・上福岡校塾長。
 中学時代、定期テスト学年1位を11回取り、北辰テストで偏差値78を取り、埼玉県2位に登り詰める。その後、川越東高校 理数科に特待生Aで入学し、センター試験(現 大学共通テスト)で英語200点満点を達成。そして早稲田大学 教育学部 英語英文学科へ進学。在学中に中・高の教員免許も取得。