#シマのブログ 2024/11/18
三者面談。
毎年のことですが、
「中学校の面談で、今の成績では無理なので志望校を下げろと言われた」
と気を落としている生徒がいます。
合格可能性に関しては、
①内申点
②偏差値
③今の上昇具合
④本人の志望校や勉強に対する思いの強さ
が重要な指標になりますが、
すべてを加味してでも、
夏や秋の時点での判断は難しいものがあります。
特に高校受験では、
③今の上昇具合・④本人の気持ちは、
非常に大きな要素となります。
それなのに、
学校の面談では、
それらが無視されてしまっていることがあります。
入試直前なら、
志望校を下げるなどの指導は、
場合によってはあっても良いかと思います。
しかし、
まだ、いくらでも挽回できるはずなのも
この時期です。
なぜ、このタイミングで、
先生は、本人が希望するところに、
マルバツを付けてしまうのでしょうか。
もちろん学校の先生も、
ハッパかけてやる気にさせようとして
言っているのかもしれません。
しかし、「今のままでは無理」と言えば
焦って勉強をする生徒ばかりではありません。
むしろそんな生徒は
今は少ないかもしれません。
厳しい言葉をかけて、
「こんちくしょー!」とやる気になる生徒は、
既にある程度結果を残している生徒だと思います。
まだ結果が出ずに、
不安ばかりで、
先の見えない生徒に、
「ダメだ、志望校変えろ」
と言えば、
やる気が無くなるに決まっています。
勇気がくじかれた子には、
僕たちはこう言います。
「そうか、ダメだと言われたか。
そんなことを言われて悔しくないのか?」
「『今の偏差値では』確かに「まだ」ダメかもしれない。
でも、今後、偏差値を上げないつもりか?
そんな程度か?お前の気持ちは。」
「あと4ヶ月もあるのに、頑張らないつもりか?」
「今まで死ぬ気で受験勉強をしてきたなら、100歩譲って納得するかもしれない。
でも、今のお前は本気で受験勉強をする前だろ?
その今の成績でなんで判断できるんだよ?これからだろ?」
このような言葉で、
ほとんどの生徒たちの顔つきは変わります。
受験生は、
まだまだ伸びます。
この時期の先生や親の役割は、
子どもたちを応援することです。