#シマのブログ 2025/4/10
シマは、
「受験生」という言葉と、
「受験学年」という言葉を明確に使い分ける。

誰でも自動的になることができるのは、
「受験学年」
めちゃくちゃ勉強をがんばっていようが、
偏差値や順位にこだわって邁進していようが、
勉強なんてそっちのけでいようが、
何もせずボーッとちていようが、
年を重ね、中学3年生になれば、
誰でも漏れなく、
「受験学年」になることができる。
これが日本の教育システム。
でも、
「受験生」は違う。
誰でもなれるものじゃない。
いや、もっと正確に言うと、
人によってなれる時期が異なる。

「受験生」とは。
それは、
「自分の人生に真剣な生徒」
これが、シマの「受験生」の定義。

誰でも最初は、
勉強を嫌々やらされている時間があったかもしれない。
でもいつしかそんな勉強が、
”自分の将来のために必要なもの”
だと気づく。
行きたい高校が決まると、現状の自分ん偏差値では足りない。
だから”勉強をしなきゃ”。
なりたい夢や職業がある。
そうするとあういう大学へ行って、こんな資格がいる。
だから”勉強が必要だ”
この分野は好きかもな。
将来何をするかはわからないけど、この教科は極めたい。
もっと知りたい。誰にも負けたくない。
だから”勉強したい”
つまり、
「自分のために勉強をする」
自分の人生と真剣に向き合った結果、
勉強が必要不可欠なことに気づいてしまった生徒。
それこそが「受験生」なんだ。

だから、人によっては、
中学1、2年生、
なんなら小学生であっても、
目標に向かって勉強に勤しむ「受験生」になれている子がいる。
一方で、
部活動を引退してから受験生になる子、
夏期講習を迎えて受験生になる子、
恐ろしい最悪の場合、
入試本番1ヶ月前になって、やっと「受験生」になる子もいる。
みんなはいつだ?
いつ「受験生」になる?
シマたちは、いつ誰にどんな話が刺さるかわからない。
君たち一人ひとりのターニングポイントがいつになるのか皆目検討もつかない。
だから、毎回毎回、
授業で熱く君たちに想いをぶつける。
何度も何度も。
いつかちゃんと、君たち全員が受験生になれるように。