部活を引退した3年生へ
この数日間でほとんどの運動部の3年生が引退したと思う
吹奏楽部や音楽部などの文化部と
勝ち残って地区大会や県大会へ出場する学校を除くと、
だいたい8割くらいの生徒たちは部活を引退する
終了の合図で、泣き崩れる3年生もいたことだろう。
あと一点、あと0.01秒…。
あと一歩のところで負けた悔しさがこみ上げてくる
スポーツの世界は残酷だ
勝ち進んでいく勝者はかなり限られている
そして、スポーツの世界は、勝者より敗者の方が圧倒的に多い。
頂点に登り詰める人やチームはわずかひと握り。
つまり、誰もが「負け」を経験する
生まれてから一度も負けたことがない
という人はほとんどいないだろう
誰もが遅かれ早かれ「負け」を経験するものだ
学校のテストでも、学校の体育祭や合唱コンクールでも
大事なことは勝ち負けではなく
勝てなかった時、負けを「どう捉えるか」
この一点に尽きる
「負け」を経験した時に
「今までやったことはすべて無駄だった。」
「どうせ無理だったから」
とネガティヴに捉えるのか
それとも
「試合に向けて努力した、そんなかけがえのない日々があった。支えてくれた家族や友だちに感謝」
「苦しかったり辛かったりした時、仲間と支え合って乗り越えられた。一生の思い出ができた」
「この悔しさをバネにして、高校へ行っても色々なことをがんばろう」
とポジティブに捉えるのか
同じ「負け」でも「捉え方次第」で、次への行動が変わってくる
どちらの捉え方が良いかは明白だ
負けてから立ち直る
最近は、レジリエンスという言葉を用いてこの重要性がうたわれている
誰もが経験する「負け」という困難を、
どう捉えて
どう立ち直っていくのか
すぐには無理かもしれないけれど
落ち着いたらでいいから
負けをポジティブにプラスに捉えた方が絶対に良い、次への原動力に変えよう。
それに
部活動は「引退」したかもしれないが、中学校はまだ終わっていない
これから高校もあるし、社会に出てからも「真剣勝負の場所」はある
リベンジのチャンスはいくらでもある
今回の「負け」を自分の財産にして、「次なる目標」に向けて走りだしてほしい
もうすぐ期末テストがある
はっきり言って
勉強はスポーツより結果を出しやすいものだ
いとぅーは陸上をやっていたからわかるが、練習をしたから毎回のように自己ベストが出るわけではない。
むしろタイムが上がらないことのほうが多かったかも。
練習をしてすぐに結果が出るほどスポーツは甘くない
だけど、
スポーツに対して勉強なら100問の問題を解けば解ける問題は少しずつでも確実に増える
単語や漢字練習すれば、書けるようになる
練習したことが結果に結びつきやすいから、
勉強の方が結果を出しやすい…!
いつまでも落ち込んで沈んでいても仕方ない
自らを奮い立たせて、今まで部活に注いできたパワーを情熱を、
勉強に注いでみない?本気でやってみない?
大会に向けて一生懸命にやっていたように、悔しさをバネに本気で受験勉強してみようぜ
そしたらきっと勉強も面白くなってくる
部活動を引退した3年生で、
もし何もなくてやることがなくて心にぽっかり穴が空いているなら、、、
スマホゲームやダラダラしても変わらないからさ
本気で勉強に全パワーを注ぎ込んでみてはどう?全集中してみよう、
そうすることで心の穴を塞ぐことができるし、前向きになれる
引退した3年生へ伝えたい
自習室も、もっとガンガン活用してね!
さあ、今日もそれぞれの目標に向かってがんばっていこう!
いとう