授業で話をした。
私立高校の合格が決まりだす今の時期。
いくらお約束がある試験といえども人生初めての試験だ。
緊張はするだろう。
そして、試験が終わって合格通知をもらった途端、
緊張の糸がプツンと切れる。
危機感が一気に薄れてしまう人がいる。
県立入試が本番の人でも、私立入試が本番の人でも変わらずに起きる現象
人間って本当に安定を望むようにできている。
危ない選択をするより、安定した結果を得られるものに魅力を感じる。
そういう生き物だ。
だけど、それは、過去の人間が生存のために持っている本能であって、現代を生きるのに必ずしも役に立つとは限らない。
ある程度本能に逆らえないのだけど、ある程度はコントロールできる。
だから、人間の本能を知って対処しよう。
合格通知というのは、人間が大好きな安定の証だ。
「もう、ここでいいかな」
「まぁ落ちても高校生になれるかな」
そんな本能の囁きに惑わされてはいけない、
できるだけ、自分に言い聞かせる。
自分が落ちた時の落胆を、不合格通知を受け取ることのつらさを、リアルにイメージするべき時だ。
その上で、行動を積み重ねよう。できることはそれしかない。
油断せずに行こうね。