小説風 『テスト後の行動で結果が決まる』(*全て架空のお話です)ソヨカふじみ野

3人とも塾で夏期講習を受けて準備して臨んだテストだった。

南辰テスト(仮)が終わり、A君、B君、C君が試験会場から出た。

A君は友だちを誘い、マクドナルドへ行く。

「あんなの無理だよなー」

と言いながら、自己採点をすることもなく、月見バーガーとポテトを食べる。

食べたあとは、プリクラを撮りにいったり、スマホのゲームをしたりして、その日は夜まで遊び呆けた。

B君は会場近くのサイゼリヤに入り、そこで注文が来るのを待っている時に、友だちと一緒に自己採点をした。

自己採点をしながら、顔が青ざめてくる。全ての教科の自己採点をする頃には、意気消沈・・・。

その日の午後は、何もする気が起きないので、そのまま、家に帰る。

家に着くと、自分のベッドへダイブした。

C君は試験会場で解答が配られると、さっそく、その場でとりあえず丸だけはつけてみた。

思ってた以上に点数が取れずに、ショックを受けた。

「夏期講習、あんなにがんばったのに・・・。」

心の声が聞こえてくるようです。

しかし、肩を落としながらも、C君は、どの教科のどの単元が取れなかったか冷静に分析してみる。

家に帰り、もう一度、問題用紙を開いてみる。

悔しい気持ちを切り替えて、自学自伸ノートにテストの解き直しを始めた。


【解説】

この話はフィクションでございますが、実際に例年、生徒たちによく見られる行動です。


テスト前ではなく、テスト後の行動というのは、差がつくものです。

今まで何百人の卒業生たちを見てきて、最終的に結果を残していったのは、言うまでもなく、テスト後にきちんと見直しをしていた生徒たちでした。

もちろん、せっかくだから、テスト後に羽目を外すというのもありかもしれません。

たまに、息抜きは必要かもしれません。

また、結果が出ずに落ち込んで、とりあえず寝る!という作戦もありかもしれませんね。

気持ちをなるべく引きづらないようにできるかもしれないからです。

しかし、いずれも現実から目を背けているだけだとしたら、次のテストにつながらないのは明白です。

一部の生徒の中には、テスト後に向き合いたくない問題と向き合い、気持ちを切り替えてテスト問題の解き直しをしている生徒がいます。

「行動が結果につながる」

ということを知っている生徒たちです。

「やばいやばい!どうしよう?」

口に出してても、結局何も行動に移さないと、何も変わりません。冷たいかもしれませんが、現実です。

「あぁ~社会できなかったから、私立にしようかなぁ」

ではなく

「社会ができなかったから、教科書開いてとりあえずテストに出たところを読でみよう!」

とか

「解説を見ながら、ノートまとめをしてみよう!」

とか、そういった後者のような前向きな行動が、次のテストの結果につながります。

つまり

「行動することが結果の分かれ道」になります。

今までも、思うように結果を出せずに、人目をはばからず悔し涙を流した卒業生たちもいました。

それでもなお、自らを奮い立たせ、彼らは問題に取り組んでいきました。

途中で、落ち込むことはありましたが、立ち直り、なんとか受験を乗り越えていきました。

ある卒業生は、テスト後に欠かさず解き直しをやりました。

間違えた問題をもう一度、解き直すというものですが、自分の間違えを認め、解き直すのは大変な作業だったと思います。

その解き直しノートは、卒業までに数十冊になっていました。

そういった卒業生たちは、成績も伸びていき、見事、志望校に合格していきました。

進学した高校でも結果を残していました。

今の結果は、過去の自分の行動の結果にすぎません。

今の行動は未来の結果となります。

つまり、結果を変えたかったから

「行動を変えていけば良い」

ということです。

悔しさをバネにして、成績が上がっていった卒業生たちは、行動を変えて成績を伸ばしていきました。

テスト後に、ストレス発散で遊んだり、寝たりするという選択肢もあっていいのかもしれませんが、もうひとつの選択肢があります。

それが、テスト後にもう一回、テスト問題に向き合ってみる、解き直しをしてみるという選択肢です。

テスト後にもう一度、問題に向き合うのは、簡単なことではないかもしれませんが、

簡単なことではないため、ほとんどの人がやりません。

簡単ではないため、そこで、テスト直しをやる人とやらない人の差ができます。


成績がなかなか上がらずに悩んでいる人がいましたら、まずはテスト後にテストの解き直しをやってみください。


やって良かったなと思える日が必ず来ます!

一緒に頑張りましょう!

この記事を書いた人

飯塚豊(づかっち)