#シマのブログ 2025/2/26
Shima Shima English!
受験生たち、よく頑張ってきてくれました
早速シマも、
令和7年度 学校選択問題 英語 を解きました
その所感を、まとめました
大問1
リスニングの問題は、去年と同じ形式でした!
No.2 は、情報の整理整頓がカギで
緊張している受験生には難しかったかもしれません。
Nickなのか、お母さんなのか。
起きる時間なのか、出発する時間なのか。
No.6は、比較的易しいレベルでしたね。
順当に答えが放送されたので、
ここは得点源にしたいところ。
No.7は、難化か。
いや、文法的にもきちんと検討できる子であれば
そこまでではないが、
単に、聞いたものを書き取ろうとした受験生には、
難しかっただろう。
(1)は、Answerにそのまま当てはまる
直接的なセリフは無いが、
おじいちゃんに誕生日プレゼントとして
貰ったことはわかるだろう。
おじいちゃんを訪ねた
last weekend が答えに入れられるか。
on her birthday は不正解。
確かに誕生日プレゼントは貰ったが、
それを誕生日当日に貰ったかどうかは
定かではないからだ。
(3)は、関係代名詞という着想を
得られたかどうかが勝負の分かれ目。
解答自体は放送内容の大枠であるため、
難しくない。
大問2
「進化する公共交通機関」
LRT(ライトレール)や自動運転バス、
リニア中央新幹線など、
発展しているテクノロジーを
交通機関に導入することで、
バリアフリーや騒音問題、
労働力不足といった諸問題を解決し、
より私達の生活を快適にさせてくれている。
もちろん、そこには費用や安全性の問題など、
課題も残っている。
大問2は、問題傾向の変化がありました。
去年度は、場面1には内容一致の設問が
1つしかついていませんでしたが、
今年は、並び替え、内容説明、英問英答と、
設問が3つも設置されていました。
また、問4の表完成問題は、
読解問題×データ処理という非常に厄介な問題が
誕生してしまいました。
ですが、問7は場面1と場面3で答えを出せてしまい、
問8も仮定法を正しく使うことができれば、
場面4は読み飛ばし時間短縮することができました。
問1 答えたい!!
EIMEI生からしたら、
「はい、来ましたねありがとう」の
be different from〜
そこに、代名詞one や 関係代名詞との合せ技。
問3 は答え方をしっかり検討しないといけない。
本文では thanks to less noise
「少ない騒音のおかげで」とある。
※lessはlittleの比較級
これをきちんと the LRT を主語にして
解答できたか。
Because the LRT(またはit) made less noise.
Because the LRT(またはit) wasn’t noisy very much.
Because the LRT(またはit) was quiet.
などが解答例になるかも。
問4 このタイトな時間内で、
このデータ処理を冷静に行えるかがカギ。
for three years until 2018 の処理や、
two years before the LRT began operation が
いつなのか特定する工程など、
非常にやることが多く厄介な問題でした。
大問3
「割り箸から見える諸問題」
日本製の割り箸は、
木製の建築物や家具の製造過程で生じる端材を、
ムダなく使おうとする
日本人の努力によって作られてきたが、
昨今は安価に輸入される外国産の割り箸に
シェアを奪われつつある。
そして、そのさらに背後では、
日本の農林業の若手不足の問題や、
世界の森林面積の減少の問題が
渦を巻いている。
この負の循環を突破すべく、
日本では割り箸に付加価値を付けた
「上品な割り箸」や
植林によって森林面積の回復を図る
国際的な取り組みなどがなされている。
大問3は、問題傾向の変化がありました。
去年度は、問6が要約問題でしたが、
内容一致問題に戻りました。
これは多くの受験生を混乱させたかもしれません。
しかも”すべて”選べという、
入試問題界で最も嫌われる出題条件。
しかもしかも、
本文の時系列順に処理することができないため、
これに真剣に取り組もうとすると
大幅に時間を割いてしまう
落とし穴的問題と言える。
問1は、得点源にしたい。
空欄②を、dense「密集した」から連想される、
草などの植物が育たない原因を考えると、
答えが見えてくる。
問2もなんとか乗り越えられえた受験生は
多いだろう。
take 物 to 場所 という形を取るが、
homeが副詞であるため、
toが不要であることに注意したい。
問3 A 初心に返る問題
私立高校の文法問題でも頻出の問題。
直前が複数形であることに惑わされず、
きちんとこの一文の主語が何なのかを
検討することが重要だ。
問5 は得点したい!
so … that S V は見えているだろうか。
大問5
英作文の問題。
中古 vs. 新品
中古品は、新品に比べて安く購入することができ、
ゴミにならないので環境にも良い。
ただ、汚れや劣化が見られたり、
信頼度の低い売り手による
詐欺などの被害に合うリスクもある。
昨今はメルカリなどのフリマアプリが
大きな影響力を持ち、
中古品の売買取引は増加していくだろう。
このあたりの議論を、
論理的に説明できるかどうかが勝負でした。
まとめ
以上、
令和7年度 学校選択問題 英語の所感でした!
問題傾向の変更がいくつかあり、
びっくりした受験生は多かったかもしれません。
ただ、毎年英語の試験は大小あれど、
形式が変更されています。
どんな形式にも対応できる「真の英語力」を鍛える。
これが受験生に求められる
英語の力なんだと思います。
EIMEIでは、過去問はもちろんですが、
それに依存しすぎてしまうのではなく、
幅広い問題形式や、
私立高校の過去問なども積極的に用いて、
柔軟に対応できる「英語力」を育てます。
次の受験生たちにも、
こういったメッセージを発信していきます。