塾の先生、カンボジアへ③

▼光と闇。格差とはこれか

 

今回の旅のホテルはシェムリアップにある。

カンボジア第2の都市と言われているそうだ。

栄えている具合は、

これくらい。

 

ここのメインストリートであるpub streetはその名の通りpubが多く立ち並ぶ。

 

外国人観光客だらけで、物価も日本と大差ない金額で飲み食いができる。

 

本当に渋谷と言われても遜色ないほどのストリートなんだ。

 

シンプルに飲み食いをする。うまい。

 

タイのシンハーもだが、カンボジアのビールも美味い。飯は両国ともにマジ美味い!満足満足。

 

 

 

そう思っていた帰り道に衝撃。

 

 

ホテルへの道を歩いて通りを出ると、道端に子ども2人が寝ている。1人はぐっすり寝ていて、もう1人は横たわって過ぎゆく人たちに目を向けている。

 

「この時間に子ども2人が裸足で寝ているってことは、かなり貧困な家庭なのだと思う」とみかみ先生から。

 

足元を見てみると確かに裸足だ。

 

そういう時は、コンビニに連れて行って、好きなものを買う!ということで、すぐに声をかけていた。寝ていたのは弟かな?兄に起こされて一緒にいく。

 

その時、鶴瀬校のわっきーと一緒に子どもたちは近くのセブンイレブンを目指して歩く。

2人はわっきーの手を繋ぎながら歩く。

 

 

「あれは、逃げられないように両手を繋いでいるんだよ」

 

 

そう言われて、また胸が痛くなった。

逃げられたこともあったんだろう。

 

一緒にセブンにいくと、子どもたちは好きなだけ買い物カゴにバシバシ商品を入れていく。

 

さあ、子どもたちはここで何を入れたか。

 

 

 

読み進める前に少し考えてみて欲しい。

 

 

 

 

 

 

甘いもんとか食べられてないから、お菓子とかかな?

 

 

 

 

 

喉乾いているから、水とかジュースかな?

 

 

 

 

 

お腹空いているだろうから、食べ物かな?

 

 

 

 

 

いやいや。

 

 

 

 

 

No No。笑

 

 

 

 

 

俺の予想は全て外れた。ほぼハズレ。

 

 

子どもたちが真っ先にカゴに入れていたのは、

食用の油、洗剤。

その後に米?小麦粉?水だった。

つまり、生活必需品たち。

 

生活に必要な物資を、こういう形で手に入れているんだ。こうやって生き抜いているんだ。

 

子どもたちは店を出た後、通りの端っこに出店を出していた親の元へ。

 

 

 

親、そこにいたんかい!!!

けど、こうやって生き抜いていくんだな。生き抜いていくしかないんだな。そう感じた。

 

 

 

そのさらに帰り道。1人の小学校低学年くらいの女の子が近寄ってきた。

 

手にはカゴを持っている。商品を手渡しながら、「1ドル」とだけ言って差し出してきた。

 

細い身体。またもや裸足。

 

もうさ、買うしかないじゃん。

こんな1ドルで1人がちょっとでも嬉しいならさ、全然買うよ?

 

そして、買った。

こちらのマグネット。

いかにもそこら辺で売ってそうだし、実際この後マーケットのあちこちで出会いまくるマグネットだった。

 

 

さて、これらの出来事は超栄えているストリートからほんのちょっと離れた場所での出来事だ。

 

光と闇。こんなにも貧富の差が大きいのか。

 

カンボジア、平均月収は2万円と聞いた。

 

けど、おそらくあの人はもっと稼いでそうだなという通りのオーナー、スタッフたち(多分ね)。

 

2万円も稼いでないだろうなというさっきの家庭。

日本でも貧富の差、所得の差はあれど、あそこまでではないだろう。

 

やっぱりできることって、目の前の1人を幸せにすることに尽きるんだと思う。

 

 

 

ごーけん 

 

 

 

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けんご(ごーけん)