▼光と闇。格差とはこれか
今回の旅のホテルはシェムリアップにある。
カンボジア第2の都市と言われているそうだ。
栄えている具合は、

これくらい。
ここのメインストリートであるpub streetはその名の通りpubが多く立ち並ぶ。
外国人観光客だらけで、物価も日本と大差ない金額で飲み食いができる。
本当に渋谷と言われても遜色ないほどのストリートなんだ。
シンプルに飲み食いをする。うまい。
タイのシンハーもだが、カンボジアのビールも美味い。飯は両国ともにマジ美味い!満足満足。
そう思っていた帰り道に衝撃。
ホテルへの道を歩いて通りを出ると、道端に子ども2人が寝ている。1人はぐっすり寝ていて、もう1人は横たわって過ぎゆく人たちに目を向けている。
「この時間に子ども2人が裸足で寝ているってことは、かなり貧困な家庭なのだと思う」とみかみ先生から。
足元を見てみると確かに裸足だ。
そういう時は、コンビニに連れて行って、好きなものを買う!ということで、すぐに声をかけていた。寝ていたのは弟かな?兄に起こされて一緒にいく。
その時、鶴瀬校のわっきーと一緒に子どもたちは近くのセブンイレブンを目指して歩く。
2人はわっきーの手を繋ぎながら歩く。
「あれは、逃げられないように両手を繋いでいるんだよ」
そう言われて、また胸が痛くなった。
逃げられたこともあったんだろう。
一緒にセブンにいくと、子どもたちは好きなだけ買い物カゴにバシバシ商品を入れていく。
さあ、子どもたちはここで何を入れたか。
読み進める前に少し考えてみて欲しい。
甘いもんとか食べられてないから、お菓子とかかな?
喉乾いているから、水とかジュースかな?
お腹空いているだろうから、食べ物かな?
いやいや。
No No。笑
俺の予想は全て外れた。ほぼハズレ。
子どもたちが真っ先にカゴに入れていたのは、
食用の油、洗剤。
その後に米?小麦粉?水だった。
つまり、生活必需品たち。
生活に必要な物資を、こういう形で手に入れているんだ。こうやって生き抜いているんだ。
子どもたちは店を出た後、通りの端っこに出店を出していた親の元へ。
親、そこにいたんかい!!!
けど、こうやって生き抜いていくんだな。生き抜いていくしかないんだな。そう感じた。
そのさらに帰り道。1人の小学校低学年くらいの女の子が近寄ってきた。
手にはカゴを持っている。商品を手渡しながら、「1ドル」とだけ言って差し出してきた。
細い身体。またもや裸足。

もうさ、買うしかないじゃん。
こんな1ドルで1人がちょっとでも嬉しいならさ、全然買うよ?
そして、買った。

こちらのマグネット。
いかにもそこら辺で売ってそうだし、実際この後マーケットのあちこちで出会いまくるマグネットだった。
さて、これらの出来事は超栄えているストリートからほんのちょっと離れた場所での出来事だ。
光と闇。こんなにも貧富の差が大きいのか。
カンボジア、平均月収は2万円と聞いた。
けど、おそらくあの人はもっと稼いでそうだなという通りのオーナー、スタッフたち(多分ね)。
2万円も稼いでないだろうなというさっきの家庭。
日本でも貧富の差、所得の差はあれど、あそこまでではないだろう。
やっぱりできることって、目の前の1人を幸せにすることに尽きるんだと思う。
ごーけん