【お礼】塾の先生、カンボジアへ⑤

先日3月15日~3月19日にかけて、EIMEIふじみ野地域を代表して、カンボジア研修に参加をさせていただきました。

 

その際、生徒/保護者様からご協力いただき、募金も行いました。

なんと、

総額76,882円

が集まりました✨

ご協力ありがとうございました!

 

募金の使い道としましては、

 

・寄付用の文具

・寄付用のお菓子

・ホームステイ先の設備支援

・ホームステイ先のお子様へiphoneのプレゼント

・研修期間ずっと運転していただいたトゥクトゥクドライバーへのお礼

 

等に全額活用しました。

カンボジアの平均月収がおよそ2万円ということで、とても大きな額になったかと思います。

少しでもEIMEIの気持ちが届いていれば嬉しいです!

 

 

 

なぜカンボジアへ?

今回の研修の一番の目的は、

「生徒をカンボジアへ連れて行くなら?」

を学ぶためでした。

というのも、今回同行してくださったみかみ塾自グループのみかみ先生は、卒塾旅行や生徒さんの大学入試対策のためにカンボジアへ生徒さんを連れて行っているとのこと。

そのノウハウ、流れ、必要なことを学ぶために今回は研修へ行って参りました。

 

現在の大学受験は、一般受験と推薦入試の合格者数がほぼ半々です。

つまり、推薦入試の対策も、ありきたりなものでは勝ち抜けないのが現状です。

僕が学生だった頃の、昔のAO入試とは全然違います…

 

 

「部活を3年間頑張ってきました!」

「短期留学に行きました!」

「地域のボランティア活動をしました!」

 

 

こういったのは【普通】すぎて、自己PRの強みにはなりません。

【普通じゃない】経験、それが強みとなります。

そのために、

「カンボジアへ行った」

「カンボジアでボランティアをした」

「カンボジアでホームステイをした」

という、【普通じゃない】経験を生徒にしてもらい、他の受験生にはない武器を得てもらうことが目的です。

 

また、その経験を通して、子どもの世界を広げること。

自分の世界が変わるような経験をして欲しいと思っています。

日常生活の中では当たり前に感じていることたちがひっくり返る感覚。

 

僕自身が、今回の研修で大きく世界の見方が変わったと感じているので、それを子どもたちにも味わって欲しいなと強く思っています。

ホームステイを終えて

僕自身、人生で初めてのホームステイ。まさかそれがカンボジアになるとは…笑

 

カンボジアのご家庭で生活をすることによって、より現地のリアルを感じ、交流をすることができました。

 

 

ホームステイ中には、子どもたちとたくさん遊びました…もはや部活か!?ってくらいに身体を使って遊びまくりました。

 

国が違えど、自分に寄ってくる子どもたちは、やんちゃな遊びをするのは変わりませんでした。

本当に、ヘトヘトでした笑

 

ご飯休憩は挟みつつ、6時間超ぶっ通しでボール遊びや走り回って遊ぶ。

スマホやゲームではない身体を使った遊びに、小学生の放課後を思い出しました。あのイメージ。

小1くらいの子から、高校2年生までが、日が沈むまで、沈んでからも遊び尽くす。

子どもたちの底なし体力…大人は敵いません。笑

 

22時30分くらいまで遊び、小さい子どもたちは帰宅。就寝へ。

僕達もシャワーを浴びて、寝ようか!と思っていたのですが、ひょんなことから中学生以上の子たちからクメール語(カンボジアの言語)を教わることに。

1~10まで数えるだけで、僕はひいひいでした。

あとは、水が「タッ」豚が「チロ」ということくらい。言語を覚えるって、難しいですね…本当に

 

その後は、逆に僕達が教える番。

 

I’m a Japanese teacher.

 

すると、一人の子が部屋へダッシュ。

部屋から「はじめての日本語」と書かれたテキストを持ってきて、

日本語を教えて!と。周りの子も加わり、みんなで日本語の勉強。

 

 

テキストは日本の英語の教科書のように、なぜこの例文!?と突っ込みたくなる内容ではありましたが、

目をキラキラさせながら、一緒に50音を言ったり、それぞれの名前を日本語で書けるように教えたり、「おはよう」「こんにちは」といった日常のフレーズもみんなで練習をしました。

 

なぜ日本語を勉強したいの?

そういうと子どもたちは、

学校ではやらないけど、しゃべれるようになりたいから!と。

学びの本質ってこうだなと再確認しました。

テストの為、入試の為、ではなく、

「知りたいから」

「できるようになりたいから」

という純粋な欲求。

勉強って本来はそういうものですよね。

 

子どもたちが、大事なことを思い出させてくれました。

 

 

そうこうしているうちに、12時を過ぎていき、いよいよ寝る時間。

そもそも、子どもたちは翌日朝から学校です。

 

寝なくてもいいの?眠くない?

 

そう聞くと、

「学校以外で勉強を教えてくれる大人はいないから、今すごく楽しいんだ」

と。

なんてことでしょう。ぐっと来るものがありました。

けど、さすがに遅くて、もう寝る時間。

 

その時、一人の子が翻訳アプリを使って、画面を見せてくれました。

翌日、カンボジアを立つ僕達に向けてのメッセージでした。

 

 

また、カンボジアに来てね。

日本に帰っても、ずっと私達の先生でいてね。

 

 

心がきゅっと痛くなりました。

 

今、エイメイの先生として働けていること。

生徒がエイメイにいてくれること。

反対に、

子どもたちが塾に通えること。

 

これらは、本当に当たり前じゃないんだなと、強く強く思いました。

この気持ちは、大事にもって日本に戻りたい。日本でもこの気持ちは大事にしたい。

そして、子どもたちにもしっかりこのことを伝えたい。

 

ホームステイで、カンボジアの子どもたちと過ごし、僕自身大事なことに気づきました。

 

僕が、大学生のときにもった夢。就職活動のときに語った夢。

日本の教育格差をなくしたい

この夢はまだまだ遠い道のりですし、日本という狭い世界でみていたんだなと感じました。

世界は、広い。

 

まずは、目の前の生徒一人に、保護者様一人に本気で、真摯に向き合い、

目の前の一人を幸せにする。

 

 

 

 

なんか、

 

 

 

 

 

ちょっとくさいですかね?

 

 

 

 

 

それでも、これがカンボジア研修を通して僕が感じたことです。

 

この度は、応援のメッセージやアドバイス、温かく行かせていただきありがとうございました。

これから、より一層エイメイ生に全力でぶつかっていきたいと思います。

 

 

けんご(ごーけん)

 

 

この記事を書いた人

けんご(ごーけん)