3年生はいよいよ入試までラストスパート
寝ても覚めても勉強の日々です。
エイメイではつい先日、1/11㈯に第2回入試リハーサルがありました!
自分は全員分の社会を採点したのですが、あることに気が付きました。
「問題」の問題
例えばこの問題、少しばかり時間を取って解いてみてください。
PとQに当てはまるものを選ぶ問題
あとはこちら
文章を読んで、適するグラフを選び記述をする問題
大学入試が「センター試験」からに「共通テスト」と名を変え、
記述問題が出現したり、思考力・読解力を問う問題が増えました
それに合わせるように徐々に高校入試の内容も
単純暗記から、思考力を問う問題へとシフトしていっているように感じます。
ちなみに答えは
1問目が
P自動車組み立て工場の近くに自動車部品工場がある
Q高速道路
2問目が
記号ウ
A交流の場を作ったり、イベントを催したりすることが、0~14歳の人口を増やしている。
解けましたか?
2つの力の存在
社会の採点をしていて気付いたのは
「伝えたいことを論理だてて伝える力」
「文章の意図を読み取る力」
これらの力が弱い中学生って本当に多いんだなということです。
(エイメイ生がってことではないのですが💦)
なんでかって、1問目は正答率
まさかの50%
2問目にいたっては
21%
です…
これが問題なんです。
自分は授業内でこういった問題を
「視力検査問題」と呼んでいます。
文章をしっかり読めば誰でも解けるから笑
実際小学生に聞いてもしっかり解けるでしょう。
でもそれができない生徒が大多数です…
なぜなのか、実際の解き方や原因を探ってみましょう。
問題の解き方(見方)
視力検査問題なので、見方です。
1問目
資料2から、部品工場で作った部品を
車を組み立てる工場へ運んで車ができていることがわかります。
そして、聞かれていることはその下
これだけです。
組み立て工場と部品工場の協力関係って、立地の観点からしてどうなってるの??
です。
実際地図を見ると、組み立て工場と部品工場は近くにあります。
これを答えるだけで正解です。
2問目
探求内容1・グラフ1から、千里ニュータウンの人口が減って
少子高齢化も進行していることが読み取れます。
探求内容2・資料2からは
子育て世代や子供への主な取り組みをしていることがわかります。
よって、人口減少・少子高齢化の進行を止めるための取り組みを増やしたことにより
「子育て世代・子どもの人口」が増加してきた
と推測することができます。
本当になんの知識も必要ないのです。
間違えてしまう原因
論理だてて話したり、意図を読み取ることって
日常生活から養える力だと思っています。
というか、日常生活から身に付けないといけない能力だとすら思っています。
それができない原因は
確実に「スマホ・ゲーム依存」ですね
いまやスマホから無限の情報を得ることができます
多分スマホさえあれば放課後や休みの日の時間をつぶしきることなんて容易です。
しかし、無限の情報があるからこそ
情報の価値が下がっていきます。
流れてくるものを適当に流し見ては、また次の情報へ、そしてまたつぎへ…
この受動的に情報を流し見してしまう癖が、本番でも出てくる
情報を見てはいるけれど、自分では考えないから論理を建てられない。
自分の・我が子のスクリーンタイムを見てみてください。
そりゃあもうひどいことになっているかも…
我々は何をすべきなのか
とにかく
たくさん「会話」をしましょう!
簡単でしょ??
スマホなんてほうっておいてさ
会話は、論理がしっかりしていないと成り立たない
相手の話している内容・意図をしっかりととらえて
自分の伝えるべき内容を簡潔に伝える。
机に向かうよりも簡単に、効率よく
近年重視されている力を養うことができる。
スマホって、有効に使えるなら本当に心強いツールだけども
暇つぶしや、リフレッシュに使うのももちろん賛成なんだけれども
だらだらだらだらYoutubeやインスタ、TikTok見てるいま
確実に入試の点数が落ちていっているということも忘れてはならない。