#よこちんのブログ
受験の心得で、中3生に向けて話した話。
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これは、ある受験生の逆転合格の話。
その子には、
どうしても行きたい高校があった。
3年生のはじめからその高校に行きたいと決め、
他の高校の名を、その子から聞いたことはなかった。
夏休みが終わって始まった2学期は、
少しでも勉強時間を確保するために、朝5時おきで勉強していたそうだ。
しかし、2学期中
月イチである模試。
どの月の模試の結果も、芳しく無く
その子にとっては、つらい時期が続いた。
合格圏にも入れない。
安全圏なんて夢のまた夢。そんな偏差値だった。
普段は、塾でもムードメーカーで明るいその子も、
家では他人には見せない涙を何度も流していた(らしい)。
でも、
その子は絶対諦めなかった。
ずっーーーーと。
ただ、ひたすらその高校に受かることだけを考えてた。
人間だから、ちょっと気が抜けちゃうときもあったね。笑
でも、冬休みも、受験間近の1月・2月も
朝5時おきで勉強していたようだ。
思うように現れない結果なんか見えてないように
努力し続けた。
僕自身も、
この子は現実が見えてないんだって思ってた。
受かるはずないとさえ思った。
彼女の部屋を見るまでは。
受験1ヶ月前、
1月ぐらいかな。
その時の写真がある。
机の上にあった張り紙。
夏休みからずっと飾ってあると思われる。決意の張り紙。
なぐり書きで書かれた。決意。
これが、一度も
合格圏を取ったことがない彼女の決意。
この貼り紙を見て、分かった。
この子にしか見えない”未来”がそこにはあったのだ。
学校の先生にも絶対ムリだと言われた、受験。
その子だけは1度も諦めたことはなかった。
そして、3月。
見事、合格を自分の手で掴み取った。
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実は、、、
これは僕の妹。
年の差離れた僕の妹の高校受験だ。
本当にドラマだったように思う。
逆転合格の掴み方。
それは、
どんなことがあっても、例え周りの大人が無理だといったとしても、自分の意思を貫き、最後まで自分の限界まで努力すること。
言葉でこうやって書くのは簡単だ。
結果の出ない受験期は、誰も想像できないくらい辛く
彼女自身本当にきつかったと思う。
それでも絶対諦めないという確固たる決意。意思。努力。
そして勝利。
僕は、妹を誇りに思う。
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この前、ある生徒と話してて、受験の相談を受けた。
「偏差値が入試までに上がり切るか心配だからです」って答えてくれた。
多分、そういう子は多いと思う。
偏差値が足りてないから、どっちにしようか迷ってる、って。
でもさ。
本当に行きたい高校があるなら。偏差値が足りなくて迷ってるなら。
本気の努力をしてみろよ。諦めないで、追いかけ続けてみろよ。
時に、それは高校受験で合格という形で報われないかもしれない。
でも、
何かに向けて全力で頑張れる人は、それが成功でも失敗でも、
また新しい夢を見つけられる人なんだ。
これからの君たちに期待している。