自学自伸の実践

自学自伸の実践

 

うちの塾では、定期テスト前は、目標設定からスケジュール作成、その管理を行います。日々の学習では、うちの塾生は自学自伸note(オリジナル作成)を使って学習しているので、自然に「自分で学んで自分で伸びる」スタイルが身に付いていくようになっています。

 

塾での自学自伸授業の雰囲気は、うちの塾の先生の授業の雰囲気を以下にご紹介します。

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先生は教えすぎちゃいけないんです。むしろ、「自ら学ぶ」余白 =あえて教えない部分を残しておく必要があるんです。

例えば、「現在完了形は 『have +過去分詞』で、継続用法は『ずっと〜している』って訳すよ!」なんて教え方はしません。こんな授業なら、生徒が自学自伸する余白はゼロです。

僕の授業では、導入で生徒の興味を引きつけて、そこからたくさん例文を出して、生徒自身に気づかせていくよう誘導します。

生徒「もしかしてhave+過去形なんじゃない!?」

先生「お!いい感じ。でも③の文はどう?」

生徒「eatenだから過去分詞か!」

生徒「sinceは〜から って訳すんじゃない?」

先生「つまり、形は? 訳し方は?」

生徒「have+過去分詞、ずっと〜している だ!」

このように先生が導いていけば、自分で頭を使って学んでいきます。教わったのではなく、自分で学んだことだから、定着率も良い。

大事な部分でも、導入、ノート板書でも、一切教えていません。生徒には「自学自伸してほしいから、あえて教えてない部分がある。先生に教わってないところ、大事だと思う説明には線を引いてから、解き始めること。」と毎回説明しています。

そして、問題を解いたら、自分で丸つけし先生を呼びます。けれど教えません。こちらも生徒に伝えていることですが、「先生は教えないからね!ミスした問題も正解している問題についても質問するから、解説読んでから呼ぶこと!」と説明しています。解説を丸々読み上げる生徒にはどんどんツッコミます。例えば、

先生「この正解していた問題、説明して!」

生徒「there は 副詞だから、toはつかない」(解説をただ読み上げただけ)

先生「それってどういうこと?副詞ってなに?」

生徒「…わかりません。」

先生「そこを自分から先生に質問できるようになろう!副詞っていうのは〜〜〜〜」

こんな感じで、「わかった気になっている」部分にツッコミを入れて、「解説をただ読み上げるのではなく、自分なりの言葉でまとめ、理解できているか」を確認するようにしています。

 

この記事を書いた人

川上 大樹 HIRO先生