【EIMEI-TOP】「勉強の意味」

#E-TOP Times No.18

んのために勉強しているの??

君らは小学生のときから6年間、さらに中学に入ってからもずっと勉強しています。

学校では、1日5時間以上の授業を7・8年間受け続け、中学校に入ってからは、定期テストや受験も意識し塾にも通って、たくさん勉強するでしょう。

そして、それは高校生になっても続きます。

それが、今の日本を生きる人たちにとっての当たり前であり、勉強というものから逃げようと思っても逃げられないのが現実です。

それが辛くて仕方ない人もいるでしょうが、TOP生はその現実としっかりと向き合えている人が多いのではないでしょうか。

けど、誰しも考えたことあるはず

 

「勉強ってなんのためにやるんだろう。」「こんなのやって、意味あるのかな。」

 

君らはその純粋な疑問に対して明確な“答え”を持っていますか?

この疑問に絶対的な「正解」はないです。

が、自分なりの“答え”は持っていて欲しい。

 

「自分は~のために勉強している」と、堂々と言えるように。

ここからは僕なりの“答え”を書いていく、1つでも共感してもらえればうれしく思う。

コンテンツ学習とノウハウ学習

例えば、数学で習う、円の面積や図形の体積を求める問題。これが将来どう役立つかと言われれば、先生という立場にでもならない限り、役立つことはほとんどないでしょう。普段の生活で円の面積を求めることなんてないよね。

 

これは、どの教科でもいえることです。だから、何を(=コンテンツ)学ぶかはぶっちゃけ関係ないのだと思います。しかし、それをどう学ぶか(=ノウハウ)というのは一生役立つものになりえるのです。

 

大人になっても、僕ら人間は何かを学び続けていきます。ただ単純作業をするだけのような仕事はこれからどんどん減っていきます。日々情報を入れて、工夫し、試行錯誤していくことが“仕事”というものです。

 

君らが勉強の中で身につけられるのは、この勉強の“やり方”や“自ら学ぶ力”です。

学校の勉強をする中で、将来役立つのはこの「ノウハウ学習」の方であり、どうやったらテストで点数が取れるようになるかと“試行錯誤する力”も大人になったとき必ず必要になるものなのですよ。

 

かと言って、その覚えた内容や知識が全く無駄かといえば、そうではないです。インターネットが普及し、検索すればすぐに知りたい情報は手に入る世の中。それでも、知識がない人は、ある人に勝てないし、知識がある人はこれからも重宝される人材です。

たかが学歴。されど学歴。

今どきいい大学・高校を出てもダメだという意見をよく聞きますよね。

高卒でも優秀な人はいますし、東大出身でもどうしようもない人もいるのも事実です。

しかし、統計的に見れば、高卒より大卒、大卒より大学院卒の方が平均年収は高い傾向があり、有名な大企業に就職できるのは学歴が高い人ばかり、弁護士や医師などの難関国家資格が必要な職業も、受験勉強を頑張って難しい大学に入学した人たちで占められています。

高学歴なほど仕事の選択肢が広がり、年収も高い傾向があるのだから、学歴が高いに越したことはなし。

さらに、日本人はブランドが大好きです。良くも悪くも名門高校・大学を卒業したというブランドは一生使えるものなのです。

まして「学歴なんて意味ない」という言葉は、学歴がある人しか言えない言葉。そのことは忘れずにおきましょう。

負けたくないという感情に理由なんかいらない  

ノウハウ学習が大事だよ、学歴はあった方がいいよ、というのは、はっきり言って綺麗ごとです。

今まで勉強で結果を出してきた先輩たちの中でも、崇高な目的のために頑張っていた人は本当にごく少数だと思います。

じゃあ、なんのために頑張っているのか、

それは「プライド」とでもいうでしょうか。

「学年1位を取りたい」「○○に勝ちたい」「とにかくレベルの高い高校に行きたい」そういう思いや感情に理由なんて必要ない気がします。

自分が誰かに負けるという状況を許せないから、必死に頑張るんです。中には「俺は○○とは違う」「○○は頭いいから」という言葉で同じ土俵に立とうとせず、そういう勝負から逃げてしまう子がいます。

そういう人は、勉強の本当の楽しさを知らないんでしょうね。

君は、普段積み上げてきた勉強が、今まで必死に頑張ってやってきた努力が報われる瞬間を味わったことはありますか。

その瞬間を味わえたとき、君は本当の勉強の楽しさを知り、

またその快感を味わいたくて、自ら勉強したくてたまらなくなることでしょう。

この記事を書いた人

横山 眞己

エイメイ学院数学科・EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!