#シマのブログ 2021/6/16
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Tパス君
「ちょっと待った~~~~~~~~~!!」
Oクト君・ Cトパちゃん
「だ、だれやっ!?!?」
Tパス君
「おらは、Tパス君!!
October の t 担当!!!
Cトパちゃん、その説は従来のもので、
実は誤った真実なんだ!!!」
Oクト君
「えええ!?どういうこと!?!?」
Tパス君
「実は、
2人の王が自分の名前を
月名に入れる前から、
もう既に、
2か月ずつズレていたんだ!!」
Cトパちゃん
「なんだって!?!?
そのときには
既にズレていたの!?
なんで!?!?!?!?」
Tパス君
「実は大昔の暦では、
3月から1年が
始まっていたんだ!!
つまり、
”March” が
[1月] だったんだよ!!

現在の名称を使っています。)
”March” から1年が始まったら、
”September” 以降の数がちゃんと合うでしょ??
Oクト君
「たしかに。
でも、そうすると、
11月と12月が
なくなっちゃうよ??」
Tパス君
「そうなんだよ。
もともとローマの暦では、
1~10月しかなかったんだよね。
戦争も農耕もできない冬の間は、日数を数えなかったんだ。」
Cトパちゃん
「な、なるほど。、
じゃあ、”March” から始まるんだったら、
“January”(1月) と
“February”(2月) は???」
Tパス君
「そうそう。
もともと10月までしかなかったんだけど、
カウントしていなかった冬の約60日間に、月名を作ったんだ!
”ianuarius”(11月) と
“februarius”(12月) をね。」
Oクト君
「うわっ。
今の”January” と ”February” にそっくりだ。」
Tパス君
「そうなの!!!
それらが、紀元前153年のローマ暦制改正で、
11月→1月、12月→2月へ、
そしてそれに続くように
March、April、… っていう風に変わったんだ!
カエサルやアウグストゥスの時代はその後だったから、
もう彼らが自分の名前を
入れる時には、
もう月名は本来の意味と
2個ずつずれてたんだよ!」
Oクト君
「そうだったのかー。、」
Tパス君
「その証拠に、
カエサルが
名前を入れようとした時代の7月は、
”Quintilis” (5番目の意味)、
アウグストゥスの時代の8月は、
”Sextilis” (6番目の意味)。
もう既に2か月ズレちゃってるでしょ??」
Cトパちゃん
「知らなかった~~。、
悔しい~~~~~~~。
私の信じてた話は間違いだったのか〜。」
Tパス君
「さらに、マウント取るね??
なにも自分の名前を
月名に入れようとしたのは、
あの2人だけじゃなかったんだよ??
ローマ帝国第3代皇帝
カリグラは9月を”Germanicus”
第4代皇帝
クラウディウスは
3月を”Claudius”
第5代皇帝
ネロは、4月を”Neroneus”
17代目のコモンドゥスに至っては、
自分の誕生月は愚か、
12か月すべての月名を変えようとしたよ!笑」
Oクト君
「傲慢。、
でも、
今でも残ってるのは7月と8月だけなんだ。
やっぱり、
カエサルとアウグストゥスは
民衆に愛され、現代でも親しまれる、
古代のヒーローだったんだね!!!」
Cトパちゃん
「うわ~~、
知識でたたみかけないで~~~~。」
★今日のウラばなし★
・月はもともと、
”March” から始まる全10か月で構成されていた。
・のちに
”January” と ”February” が前に追加されたことで、
それ以降の月名が本来の意味と2か月ずつズレてしまった。
・ズレたのちに、
カエサルやアウグストゥスら
ローマの皇帝たちが、
自身の名前を月名にした。
Oクト君
「日本語だと、
天体の[月] と カレンダーの[月]
は同じ字を使うけど、
英語だと、
”moon” と ”month” って
別々の単語を使うよね。」
Tパス君
「でも、”moon” と ”month” もさかのぼれば、
”me”(測る) に由来しているよ!」
Cトパちゃん
「”measure” (測る) も
”meter” (メートル) も
”me” が使われているね!!!!
昔は太陽じゃなくて、
月の動きを見て、
時をはかっていたからかな」
Tパス君
「そ、そうだね。、やるじゃないか。」
Oクト君
「2人の知識のマウントの取り合いが。、」
Cトパちゃん・Tパス君
「次の ”O” のポストは、ワタシ(オレ) のものだ!!!!!」
Oクト君
「や、やめろ~~~~~~~!!」