みずほ台塾長物語 第3話

3週間前から準備を重ね、

授業後の教室で動画の中の先生と同じ動きもした。

何度も何度も台本を読み込んで、自分だったらこうする。

自分はこんなことを話したい!

というように赤ペンを入れていくと、台本を書き換えて、頭に叩き込んだ。

もちろんお笑いも混ぜ込んだ!

いまでも使う2つのネタは大鉄板で爆笑を取れなかったときはない。笑

最後には、先生たちに入ってもらって話をして貰う予定が、、、

時間がなくてただ立っているだけになってしまい、ただただ申し訳ないことをしてしまいました。

今度は逆に当時の塾長にワンコーナーを持っていただいたが、

『宮永の空気が出来上がってるから喋りにくい!』と言っていただけた。

その場で自分はよし!と心の中でガッツポーズをしたことを覚えている。

なぜか?それは、誰かの真似事ではなく、自分のオリジナルの会になっているということだからだ。

こうやって徐々に塾長としての自覚と、責任感が芽生えてきた。

そうして2010年度の受験生を送り出し、いよいよ独り立ちのときがやってきたのだ。

ときは2011年3月、明るい未来と、思い責任感、不安よりワクワクが勝つ、

塾長1年目の幕開けがやってくるはずだった。

《つづく》

この記事を書いた人

宮永 裕介