授業後の反省会では、熱い思いを語った。
この校舎を素晴らしいものにしたい!
そうやって集まった先生たちに遠慮する必要がない!
むしろ、遠慮している方が失礼だ。
塾長が自分だ!
自分が進む先を明るく照らさなければ、みずほ台校舎にいる先生たちが迷ってしまう。
今度はしっかりと情報を集め、みんなの状態を確認して、進むべき道を決めた。
もちろん、先生たちには自由にやってほしい!
ただ、以前と違うのは、そこに向かうべきゴールがあるかないかだ。
今回の【自由】は、できることをやって、結果に向かって努力できるための【自由】だ!
そして、迎えたある日の授業後反省会。いまでもはっきりと覚えている。
はっきり言って、悔しい。
鶴瀬校舎にはどんどん生徒が集まってくる。
そして、みずほ台校舎の生徒はどんどんと減っていく。
塾長が抜けたからみずほ台はダメになった。
そう言われるのは絶対に嫌だ。
確かに、抜けた穴はでかいかもしれないけど、
みんなで力を合わせなければこの悪い波は止められないし、
みんなの力があれば必ずいい波に変えられる。
だからみんなで頑張ろう!悔しい思いはしたくない!
みんなが自分の正しいこと、やるべきことやってみずほ台校舎を盛り上げよう!
責任は俺が取る!
こうやって、目に浮かぶ溢れる気持ちをこらえながら先生たちに話した。
《つづく》