ムカつくという言葉

 

とある担当クラスにて。

このクラスの子たちは本当に良い子たちだ。

しかし、幼さがまだ残る。

 

結構ハードな計算や思考問題をやっていたとき

授業中に「もう帰りたい~」と大きな声で言った生徒がいた。

 

塾の先生だから生徒に嫌われたくはない。しかし、放っておくこともできない。生徒が大切だからこそ、叱った。

 

帰りたいって?

帰れよ。今帰れよ。ここにいる必要ないよ。

 

生徒「・・・・・」

あのさ、俺だって、この授業のためにいろいろ準備して、良い授業をしようと頑張っているんだから、

帰りたいとか言うのって失礼じゃないか?

ムカつくよ。帰れよ。

 

生徒「・・・・」

 

この無言が、謝罪の姿勢も含まれているのは雰囲気でわかった。

ここで、謝れだの、本当に帰らそうとするだのしてしまうと、それは生徒を追い込みすぎ。

 

生徒は反省して学べばいいんです。

 

あとぐされないように、すぐに明るく授業を再開。

生徒たちもすぐに乗ってきた。

 

やはり良い子たちだ。

この子たちを伸ばしたい。だからこそ時には厳しくいく。

 

あと、先生だって一人の人間だし、悲しいこともあれば、ムカつくこともある。そういうことを学んで欲しかった。

 

最近の学校の先生も、子どもたちに強くあたれないと聞いたことがある。

保護者の方でも厳しくすると子どもが反発してしまうとか。

だったら、適度な距離感のある塾の先生が厳しくするときは厳しくする。

大切な子どもたちのために。

 

よし、今日も授業頑張ろう!

この記事を書いた人

川上 大樹 HIRO先生