僕は、姉がEIMEI生であったということもあり、小6の3月の無料体験からこの塾に来ました。教室を見回してみると、知っている友達はほとんどおらずに心配になりましたが僕はそのまま入塾しました。
僕の入ったクラスは、1Hという上のクラスでした。当時サッカーのクラブチームに入っていた僕は、授業と日程が合わないこともあって先生と1対1で授業を受けることがありました。僕の学年にはまだ中学の男友達が1人もおらず、人見知りで話もできなかったため、クラスの人とは少しもなじむことができませんでした。
僕はクラブチームがそれほど忙しいわけでもなく、勉強時間は十分に確保できていました。しかし、色々な誘惑に負け、全くと言っていいほど勉強をせず、塾で出された宿題もやってこないという状況に陥ってしまいました。
そのまま中学校生活の半分以上が過ぎ、僕は2Sという1年の頃のメンバーとは全く異なるクラスにいました。
成績の上がらなかった僕は、塾で3者面談を開いてもらいました。そこで勉強の邪魔になるものをどうするか決め、それらを全て使わないことにしました。そのことが、僕の成績と勉強への姿勢が大きく変わっていくきっかけとなりました。
そして3年に進級し、僕は3Hというクラスになりました。3年になると、同じ中学の友達も少しずつ増えてきて、前と比べてEIMEIの人と話すことも増えていきました。
受験生という実感がまだ湧いていない3年最初の授業、偏差値表が配られ、自分の目標偏差値に印を付けろと言われました。少し悩みながらも、偏差値60以上に印を付けました。中間・期末テスト前は朝から夜までEIMEIを活用し、良い結果を保つことができました。
1学期は偏差値の出る北辰テストが3回ありましたが、どれも目標には程遠い結果でした。受験の厳しさを身にしみて感じた1学期でした。
そんな1学期も終わり、夏期講習が始まろうとしている頃、こんな事を言われました。夏期講習が終わったら、今のクラスを3Tと3Hに分ける、と。
夏期講習では、朝から夕方まで授業を受け、夜に宿題をこなす、という辛い毎日の繰り返しでした。それでも僕は3Tへ行くために必死になりました。
夏期講習が終わり、僕は3Tには入れず、3Hでした。最初はすごく悔しかったです。3Hの人数は12人と、かなり少なくなりました。僕は、少しでも早く3Tに上がることを決意しました。
2学期は、中間・期末テスト、北辰テストに加え、入試合格講座もあり過酷で忙しい日々が続きました。そして、丁度1年前、目標の偏差値まで遠かった僕は、EIMEIの受験生激励会に参加し、先輩方の話を聞き、先輩方が流していた涙を見て、僕は決意をしました。それは、先輩方みたいに思い返すと涙が出るくらい精一杯努力する、ということです。それから、僕は残り2回の北辰で目標偏差値を超えることができました。
2学期もあっという間に終わり、冬期講習に入りました。私立入試が近づく中、朝から夕方まで授業をし、宿題は深夜2時~3時までかかる程の量でした。そんな苦しい時は、3Hの友達とメールで励まし合ったり、その日やったことを報告し合ったり、常に3Hでつながっていました。そんな3Hがすごく楽しくなり、3Tに上がりたいという気持ちはいつの間にか消えていました。
私立入試も終わり、いよいよ公立入試に向けての勉強が始まりました。私立単願の人が3Hにいたため、全員揃わなくなったりするのではないかと思いました。しかし、授業にはいつも通り参加し、いつも通りの雰囲気、さらには自習をしている時に一緒に勉強してくれる仲間もいました。僕は、自分の受験が終わっているにも関わらず仲間の受験のために尽くしてくれる仲間がいることを誇りに思いました。
迎えた公立入試。僕は緊張のあまり、本当は解ける問題を何問も落とし、終わった直後はあまり自信がありませんでした。入試が終わったことを報告に行き、自信無さげな顔をしていると、もう終わったことはしょうがないと言われ、すぐに切り替えることが出来ました。ここで落ちても、私立でまた這い上がればいい、そう思いました。
しかし、結果は合格でした。僕は真っ先にEIMEIに報告に行き、先生やこれまで一緒に頑張ってきた仲間たちと喜びを分かち合いました。僕は、こんな仲間達に出会えて、EIMEIに入って本当に良かったと思いました。
受験は、親や友達との信頼関係が築けないと絶対に乗り越えられないものだと思いました。もし、僕が2年の時点で勉強で親に見限られていたら、3者面談をすることができず、成績も上がらなかったし、辛かった受験勉強も、クラスにまとまりがなくては乗り越えることはできませんでした。後輩の皆さんも、信頼できる人・関係を少しでも多く作り、支え合いながら受験勉強に臨んで下さい。最後に合格という形で、信頼してくれた人達に恩返しができるように頑張って下さい。
全員が、このクラスで良かった、EIMEIを選んで良かったと思えるように悔いの無い受験生活を過ごして下さい。